今日はギターの表板と裏板の
鉋(カンナ)かけを行いました
これは仕上げが終わった状態
寸八の仕上げ鉋は名工・三代目千代鶴こと
今は亡き落合宇一氏の「三水」銘のものです
鋼は炭素鋼と思われますが
研ぎあがりの冴えと切れ味は
すばらしいものがあります
鉋台は削ろう会発足に尽力されたことでも知られる
名古屋の青山鉋店の青山駿一氏に打ってもらいました
氏には私が独立する前からお世話になっています
寸八鉋とは
このように削り巾が一寸八分(約5.5cm)の
巾を削ることのできる鉋のことをいいます
鉋の刃先の巾は6cmほどありますが
平らなところを削ったときに段が付かないように
両側を少し研ぎ落していますので
削り巾は5.5cmほどになります
この鉋屑を顕微鏡で覗いてみました
これは約150倍に拡大したものです
丸い玉のようなものは何なのでしょうか・・
材種はヨーロッパ・アルプス産のスプルースで
製材されてから30年ほど経っているものです
さらに拡大してみました
丸いものは木細胞の一部でしょうか・・
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