今回手に入れた五十嵐砥と思われる砥石で
硬めで緻密な砥石なので
#400のダイヤモンド砥石で目起こしを
行ってから研ぎ始めました
強靭な鋼なので
中砥でも深い傷が付かず
荒い仕事ならばこのまま使えます
次に仕上砥として
京都新田産巣板で研いでみました
良く反応し、強い研磨力があります
一般的な鋼の鉋身では
このように激しく反応することはありません
このように激しく反応することはありません
次に、同じく新田産の硬めの巣板で
良く反応し、強い研磨力を発揮します
炭素鋼など一般的な鋼の鉋身でしたら
ほぼ鏡面に仕上がる砥石です
このハイス全鋼の鉋は
中国で作られたものを
ドイツのDICTUMというサプライヤーが
販売しているものですが、たいへん強靭な鋼で
手持ちのハイス鉋のなかでは最も永切れします
国産のハイス鉋も昔のものには
これに匹敵する永切れのものがあったのですが
最近手に入れたものは鋼に強靭さがなく永切れしません
その分、研ぎ易くはあるのですが
これではハイス鉋を使う意味がない
ということになってしまいます
これは何とかしてほしいものです
2 件のコメント:
五十嵐砥は備水と同じ位と思ってたのですが、はるかに目が細かそうですね。
それとも部位によりいろんな種類があるのでしょうか?
源 信正
天然砥石ですから、同じ産地でも硬いものから柔らかいものまで、
また粒度、色あい、模様の出方など様々あるものと思います。
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