2012年5月27日日曜日

今日の工房 裏板を接着


製作中の2台のギター
きょう裏板を接着しました






これはフォルクローレ用ギターとして
製作しているものですが
ボディの大きさはモダン・タイプとしては
かなり小型です(参照)。弦長は650mm

今回はこの型で楽器全体の反応が
できるだけ深くなるように試みました
この表現は言葉では難しいのですが
楽器全体をタッピングしたときに
コツコツとした部分が存在しない
とでも言いましょうか・・
楽器の種類を問わず、レベルの高い楽器は
こうした反応を示しているように
私は感じているので
ここ10年ほど様々な試みをやっています
現時点で言えることは
この反応は19世紀ギターでは難しく
大型のモダン・タイプではハーモニック・バー
の下方でしか実現できないような気がしています
それが今回の小型のモダン・タイプでは
比較的可能性が高いような気がしているのです


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