11日に紹介した粉末ハイス鉋(身幅50mm)を仕事で使ってみました
製作中の2台のラコート・タイプの指板(本黒檀Ebony)を
削ったのですが、通常のハイス(HSS)鉋よりは
永切れしてくれそうで一安心・・
YouTube動画UPしました
動画では、最後の切り札として入手している
中国製ハイス全鋼鉋(身幅48mm、鋼はドイツ製と思われます)と
削り比べをしたのですが甲乙付け難しといったところでした
右の日本製のものは鉋身は台の両端に溝が切られていて
そこに玄能で叩いて差し込むのですが
左の中国製のものは身を挟み込む溝がなく
押え金(裏金)で文字どうり強引に押え込んで
身を固定しているのです・・何と大胆な発想・・
動画でもお分りだと思いますが
最初の身の差し込みの調整が厄介です・・
身の仕込み角度はどちらも約40度
刃の研ぎ角度はどちらも約31度
右の日本製のものは刃角度を修正しているので
刃先1mmほどを31度に研いでいます
その後29度に研ぎ直したら切れの具合が良くなりました
中国製は台が極端に短いので
使い難いこと、この上なしといった感じです
これは台を長くしたいところですね
削り肌はどちらも問題ありません
動画撮影後の刃先の状態
どちらもまだ切れは止んでいません
最後に、今日の他の作業
製作中の2台のBoxハープの大型サイズのものには
サウンドホールにロゼッタを嵌め込みますので
それの切り抜き作業を行いました
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