佐野勝二と思われる千代鶴銘寸八鉋と
佐野勝二作・昭豊銘寸八を使って削り比べをやってみました
削った材は堅めで深い杢のCurly Mapleカーリー・メープル
通常の鉋でしたらすぐに刃先が磨耗するガンコな材です
これをできるだけ厚く削って逆目を止めるという
通常の仕事で使うやり方で削ってみようと思います
動画で最初に使ったのは右の昭豊銘・寸八
こちらは昭豊銘・寸八
薄板削り用として砥いでいたので
やや削り幅が狭くなっています
削り肌に艶があり、逆目もきれいに止まっています
刃先はほとんど変化はありません
左端の刃先が白いのは砥ぎが不十分なためです
こちらは千代鶴銘・寸八
動画の音からも判断できると思いますが
昭豊銘よりは削りに粘りがある感じです
こちらも艶のある削り肌で、逆目も止まっています
刃先も変化なく、かなり強靭な刃です
佐野勝二作と言っても過言ではないでしょう
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