再生伊予砥(ロ)と天然伊予砥
そして人造砥石#1500を研ぎ比べてみました
まず再生伊予砥
研いだ鉋は佐野勝二作と思われる
地鉄(じがね)の研ぎ傷も均一によく揃っています
拡大するとやや針気が見られますが
ほとんど問題ありません
こちらは天然伊予砥
肉眼で見ても上の再生伊予砥に比べると
やや粒度にムラがあるのが確認できます
研ぎ傷は上の再生伊予砥よりも粗めで
研ぎ傷も深いような気がします
最後にシャプトンの「刃の黒幕」#1500
一見、上の2丁と研ぎ傷の感じはよく似ていますが
拡大すると、このように
人造砥独特の深い傷が付いています
再度天然伊予砥で研いだ後
京丹波亀岡、神前産の仕上砥(戸前)で研いでみました
地鉄の研ぎ傷はやや粗めですが
鋼(はがね)はピカリと光るほどに研ぎ上がっています
これで充分仕事で使えます
中研ぎの傷をできるだけ細かくしていると
研ぎ面を狭くしていることもあり(9mmほど)
1分ほどでここまで研ぎ上がります
これには大変助かります
刃先の拡大画像(約180倍)
焼入れが強靭なので、刃先が細かく毀れていますが
削り肌はほんど問題ありません
これまでの経験から、鉋はこれくらいの方が
刃先が強靭で永切れします
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