2015年2月21日土曜日

再生伊予砥と天然伊予砥、神前産仕上砥でハイブリッド鋼のノミを研ぐ

再生伊予砥二種と天然伊予砥
そして、神前産戸前を使って
ハイブリッド鋼  全鋼ノミを研いでみました
最初にいつものように
再生伊予砥の(ロ)から研ぎ始めました
比較的よく反応し、ハイス全鋼の小刀よりは
砥汁も多く出ています


前回紹介したハイスHSS全鋼小刀よりも
硬度が低い影響か、研ぎ傷も深く付いています
刃の幅は9mm



次ぎに再生伊予砥の(ニ)
こちらは砥汁はほとんど出ませんが
研がれている手応えはあります


不思議なことに、反応は鈍いのに
こちらの方が粗い研ぎ傷が付いています
これは前回のハイス全鋼小刀のときと同様です



そして天然伊予砥
これはよく反応しています


研ぎ傷も浅く、中研ぎとしては
理想的に研ぎ上がっています



ハイブリッド鋼のノミは以前紹介した際に述べたように
相性のよい仕上砥石が少ないのですが
この神前産戸前はよく反応し
充分に威力を発揮してくれます


ハイブリッド鋼独特の研ぎ上がりの様子です
燕鋼やハイス鋼など超特殊鋼はよくこのようになりますが
(粉末ハイス鋼はあまりなりません)
青紙スーパーや東郷鋼は通常の鋼のようにピカリと光ります





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