2017年6月19日月曜日

近世木材流通史の研究 そしてアテについて

昔の京丹波の木材流通に関する本を入手
昭和48年(1973年)に出版された
「近世木材流通史の研究」 
いろいろと興味深い・・





丹波国山国庄、黒田村地域(現在の京北町)で
産出されていた主な木材
アテというのはアスナロ材のことと思われす
傾斜面に生えていた木の根元近くの曲がった部分を
アテとも言いますが
そのこととも何か関係がありそうです
また、アスナロの変種にヒノキアスナロがあり
ウェブ上の情報ではアテはヒノキアスナロと
説明されているものもありますが
ヒノキアスナロの分布の南限は
石川県の能登とされており(栃木県・日光という説もある)
京都丹波は石川県よりもかなり南に位置しているので
やはりアスナロのことと思われます

昭和2年頃まで木材の運搬は
川で筏Ikadaにして流していたそうです
それ以降は馬車、そしてトラックで
陸上輸送されるようになったということです




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