4月26日にUPした研ぎ動画の
画像を紹介しておきます
研いでいる鉋は「も作」・寸六
鋼は安来鋼・白紙1号と思われます
最初に使っているのは
先日紹介した浄教寺砥で
二つに分けたものを両方試してみました
左が本来の表面で
右が切り分けた内部を
研ぎ面にしたものです
内部を研ぎ面にした右の方が
荒い研ぎ感ですが
研ぎ上がりはほとんど同じです
次に使ったのは粒度約1000番の伊予砥
次に三河中名倉 粒度約1500
そして対馬砥の代替砥石として
手に入れたものを使ってみましたが
これはほとんど鏡面仕上げ用の
仕上砥でした
つぶさに観察してみると
手持ちの大谷山産戸前
浅黄によく似ています
この砥石を手に入れた所によると
産地は日本ではないが
明らかにはできないということでした
動画で最後に使っているのは
京都梅ヶ畑・中山産の戸前
文句なしの仕上砥です
2 件のコメント:
?の砥石、少しばかり曇ってるように見えます。
刀用に使えると将来有望ですね。
前にいただいた内曇は色んな御刀に使うことができて重宝してます。
ただし、新刀は硬くて、研ぐのが大変です。
例の曽祖父の御刀は、古刀の様な研ぎ心地で、いわゆる玉鋼でなく、独自の配合で錬っているように感じます」
この不明砥石は対馬砥と同じようなもの
ということだったので、もう少し粒度が粗いもの
と思って中研ぎの最後にもってきたのですが
使ってみてこれは仕上砥だということが判明しました。
ということで、地鉄にはまだ中砥の傷が残っています。
それが曇っているように見えるのかもしれません。
小野光敬氏も新刀と古刀の研ぎ感触の違いを
同じように言われていますね。
焼き入れ温度が高いとされる相州伝でも
砥当たりは柔らかいと口にされています。
御先祖の御刀も同様だということは
古刀の研究もかなり為されていたのでしょうね。
コメントを投稿