古い義廣yoshihiro銘
寸四鉋を手に入れました
未使用の新身です
鋼は特殊鋼系ですが
義廣銘の特殊鋼は初めて目にしました
まず裏出しを行いました
このように、帯状にできるだけ
細く叩くと狙いどおり確実に
早く出すことができます
鋼が割れにくいという
メリットもあるようです
裏出しの叩きは
金床の丸い部分と先端が丸い金槌で
2本の指先でつまむような感じで
表と裏が点状に圧迫されるように
叩きます
裏出しを終えた状態
金槌は鋸の目立て用のものを
使っていますが
裏出しで叩く先端はこのように
グラインダーで削って角を落とし
丸めています
裏押しをして研ぎ上げた状態
(裏押しの動画参照下さい)
鎬面は刃先から1mmほどを約28度で
研ぎ上げました
刃先はやや乱れていますが
問題はないと思います・・
現在、使い古しの台に
挿げているところです
8 件のコメント:
勉強になります(^^)
やはり鉋は研ぎも大事ですが仕込みの大切さが改めて良くわかりましたm(_ _)m
少しでも参考になれば幸いです。
天水寸四鉋とセドロ材を使って
削り比べをやってみました。
刃先が磨耗しやすいセドロ材ですがどちらも永切れしました。
いい勝負ですが、やや天水鉋に軍配が上がるか・・
http://www.youtube.com/watch?v=94U3yUTaCvs
天水鉋なかなかやりますね(^^)
若い鍛冶屋が昔の名工と遜色ない強靭な鉋を作れるとは素晴らしいです(^^)
天水さんは玉鋼を得意とするのでその辺も関係するのでしょうかね\(^o^)/
そうですね。
刀匠が鍛えた刃物は優れたものが多いです。
千代鶴是秀も名門の刀匠の血筋で
日本刀も優れた古刀に紛れるほどのものを
打つことが出来たようですし・・
天水寸四鉋、今度は昔の優れた長光銘の寸四と
削り比べをやってみました。
粘りが強く、しかも複雑な杢のウォルナット材を
削ってみましたが、これもいい勝負でした。
天水鉋恐るべしですね。
http://www.youtube.com/watch?v=pqy-eu0L42c
Youtubeのリンクから来ました。参考になります。
鎚の角は落とした方が使いやすいですか?
コメントありがとうございます。
鉋の裏出しは四方にアールが付いた金床の上で
同様に先端にアールが付いた金槌で叩き
ちょうど親指と人差し指で摘むような感じで
地鉄を叩いていきます。
ですから金槌の先端は角がなく、四方にアールが付いているように加工した方が
確実に早く裏を出すことができます。
http://www2.odn.ne.jp/mandaraya/uraoshi-top.html
さっそく使ってる金槌を削ってみました。
改めてよく見ると元の状態がかなり斜めに歪んでいたので角を丸めるだけでなくけっこう大掛かりに整形することになりました。ホームセンターで買った安い金槌ですが。
あらためてマジマジ観察すると名工の作った金槌のすごさが少しわかる気がします。
裏出しするカンナがもう無いのが残念・・・
次回の裏出しが楽しみですね。
こちらの金槌は鋸のアサリ出し用のものですが、
先端にタンガロイのような超硬金属が付けられていて
グラインダーでもなかなか削れませんでした。
鉋の地鉄を叩くには硬すぎかもしれません・・
案外、ホームセンターなどで売られている
安価な金槌の方が良いのかもしれませんよ・・
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