撥弦楽器製作家・田中清人の仕事、 趣味に関するブログ
初めまして、村松と申します。いつもこのブログで研ぎや砥石、鉋の勉強をさせて頂いています。本職はギタリストですが、サイドでギター製作をしているので楽しく読ませて頂いています。投稿の中のepiceaですが、フランスでは一般的にはスプルースのことをそう呼びます(今回の材がどうかは分かりませんが)。ギタリストや製作家、材木屋ともそうです。
村松様コメントありがとうございます。ご指摘のとおり、この材はepiceaではないと思います。仏和辞典でもepiceaは「ドイツトウヒ」と説明されています。sapinモミでもなく、針葉樹でこのような香りがあるのはcypresイトズギくらいしか考えられませんが、他に考えられるのはヒノキ科のものですか・・ブーシェはこの材をepiceaと呼んでいたそうです。
フランス人は材料や製法など細かいことを考えない人が多いので、割と適当かも知れません。完成されたものさえ良ければ。と言うよりも、日本ほど細かく律儀にしているのが特殊かも知れませんが。向こうでは木工家でも材種などあまり細かく考えていないようです。実際は、ローカル材がメインなのであまり考える必要がないと言うこともあると思います。(僕自身、日仏ミックスで親戚に木工家が数人います)
そうですね、木材業界ではよくあることであまり厳密に考える必要はないように思います。日本のギター業界でも、一頃、ピレネーのスプルースもアルプスのスプルースもひっくるめてドイツ松と呼んでいましたし・・また、ギター用材でスプルースで流通しているものの中にモミ(ファー)や松が混入しているのを、まま見かけます。
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4 件のコメント:
初めまして、村松と申します。
いつもこのブログで研ぎや砥石、鉋の勉強をさせて頂いています。本職はギタリストですが、サイドでギター製作をしているので楽しく読ませて頂いています。
投稿の中のepiceaですが、フランスでは一般的にはスプルースのことをそう呼びます(今回の材がどうかは分かりませんが)。ギタリストや製作家、材木屋ともそうです。
村松様
コメントありがとうございます。
ご指摘のとおり、この材はepiceaではないと思います。
仏和辞典でもepiceaは「ドイツトウヒ」と説明されています。
sapinモミでもなく、針葉樹でこのような香りがあるのはcypresイトズギくらいしか考えられませんが、
他に考えられるのはヒノキ科のものですか・・
ブーシェはこの材をepiceaと呼んでいたそうです。
フランス人は材料や製法など細かいことを考えない人が多いので、割と適当かも知れません。完成されたものさえ良ければ。
と言うよりも、日本ほど細かく律儀にしているのが特殊かも知れませんが。向こうでは木工家でも材種などあまり細かく考えていないようです。実際は、ローカル材がメインなのであまり考える必要がないと言うこともあると思います。
(僕自身、日仏ミックスで親戚に木工家が数人います)
そうですね、木材業界ではよくあることで
あまり厳密に考える必要はないように思います。
日本のギター業界でも、一頃、ピレネーのスプルースも
アルプスのスプルースもひっくるめてドイツ松と呼んでいましたし・・
また、ギター用材でスプルースで流通しているものの中に
モミ(ファー)や松が混入しているのを、まま見かけます。
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