こちらは今回手に入れた天然砥石
黒媛山青砥という
ラベルが貼られた中砥
鎌砥サイズ(長さ12cm、
幅4.5cm、厚み2.7cm)の
小さなものですが
初めて目にする砥石なので
入手してみました
石質は丹波の青砥とは
ずいぶん違った感じで
濃い色になったような
印象を受けます
詳しいことをご存知の
御方がいらっしゃいましたら
ぜひ御教示お願い致します
その後、天然砥石を研究されている長生高野さんから連絡があり
福島県西会津の落合という所で
採掘されていたらしい
ということが判明
会津砥や五十嵐砥が
濃くなったような印象と
述べているのが
間違っていなかった
板目と思われる面で研いでみました
カチッとした程よい硬さで研ぎ易く
強い研磨力があります
砥汁が邪魔にならないのも
好感がもてる
粒度は#800ほどで
砥目がよく揃っています
また、鋼に付く傷が浅いので
後の研ぎが楽に行える感じです
こちらは柾目と思われる面
研いだ感じはほとんど
変わりませんが
こちらの方がやや荒く
深い傷が付きます
研ぎ感は変わらないので
研ぎ傷が浅い板目面を使った方が
いいように思います
仕上砥ぎは前回紹介した
丹波亀岡
使ってみました
1分ほどで鋼の傷はほほ消えました
地鉄(じがね)にはやや荒い傷が
付いていますが
鋼(はがね)はピカリと光るほどに研ぎ上がっており
これで充分仕事で使えます
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