修復中の筑前琵琶の天神(Headヘッド)材の切り出し
天神は欅材を使います
堅木の挽き割りにはこの一尺窓鋸(刃渡り約30cm)が
やはり重宝します
中仕工鉋は国行銘・寸六
鋼は特殊鋼
仕上げ削りに使った古い会津鉋重正寸八(玉鋼)
この鉋も堅木削りに活躍してくれます
超特殊鋼ほど刃先は強靭ではありませんが
切れが軽いのでついついこれを使ってしまうのです
そして長勝さんにお世話になった
ホゾ部の鋸加工終わり
刃幅24mmの薄ノミで仕上げ
ネコが邪魔な感じがするのは気のせいか・・
もう一息・・
天に突き出た部分は
最後に切り取ります
天神の先端部の海老尾は
オリジナルを残したいので
この部分だけ別付けにしました
四絃を五絃にするため天神は長くなり
転手(糸巻き)の穴も5箇所に・・
ほぼ完成
あとは絃を受ける乗竹(ギターのナット部分)
を接着すれば天神の完成
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