井蛙抄 seiasho 和歌
ことしより
千とせの山は 声たえす
君か御代をそ
いのるへらなる
おさまれる
民の草葉を 見せかほに
なひく田面の
秋のはつ風
こきよせて(漕ぎ寄せて)
とまるとまりの 松風を
しる人かほに
いそく夕暮
八雲たつ
いつも(出雲)八重垣
つまこめに
やへかきつくる
その八重垣を
千早振
神なひ山の
榊sakaki葉を
さしてそいのる
萬代のため
和歌の浦に
しほ(潮)みちくれは
かた(潟)をなみ
あし(芦)辺をさして
田靏鳴わたる
するか(駿河)なる
たこ(田子ノ浦)のうら波
たたぬ日は
あれとも君を
恋ぬ日はなし
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