文筆家の故・白洲正子氏が
所蔵されていた平安時代の
十一面観音像
京都の骨董店で目にし
新幹線で帰る途中どうしても
欲しくなり、買ったばかりの
ルオーの絵を手放して
購入した、ということが
随筆で述べられている
自宅に置いて毎日眺めているうちに
この仏像は熊野の九十九王子の
どこかに祀ってあったものに違いない
と結論付けるところは白洲正子らしい
仏像の背後に光背kohaiのように
掛けてあるのは、染色家の柳悦博氏に
頼んで作ってもらったものだということ
そして「熊野九十九王子絵巻」から
観音堂のようなものが
描かれているところを少し紹介
こちらは藤原時代
(9世紀~12世紀)の銅鏡
線刻阿弥陀五仏鏡像
その部分から観音菩薩
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