古い会津鉋
重次銘・寸六鉋身(身幅65mm)
画像は砥ぎ上げた状態
使い込まれて、身はかなり短くなっています
銘の「重」の字の縦線が「里」ではなく
上まで通っているので
若林重房系と思われますが
堤章著「会津の刃物鍛冶」では
やはり、そうなっており
時代は昭和の初め~中頃と思われます
刃角度はかなり低かったので
刃先から3mmほどを約28度で
角度修正した状態
鋼Haganeは全体に薄く
この部分は一部ごく薄く残っている状態
押金を身に合わせて短くカット
使い古しの台に挿げ
さっそく試し削りをやってみました
削った材は刃先が磨耗しやすいセドロ材
荒削りながら削り肌は美しい
身がかなり短くなっているので
台をこのように加工
これで台の握りは普通に出来
身の出し入れの微調整もやり易くなった
かなり荒い削りを行ったので
刃先がやや磨耗しているが
まだまだ切れは止んでいない
期待が持てる
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