製作中の特注ギターと
修復中の19世紀ギターのニス塗りを終えたので
次の製作に取りかかりました
これは響板材で、30年以上寝かせた
ドイツ・スプルース
これは特注小型モダン・タイプに使うもの
弦長は640mmで1弦に20フレットを追加します
こちらは特注ガルシア・タイプ
弦長640mm
荒削りの様子
スプルースの荒削りには
私は二寸鉋を使っています
この鉋は田圃義廣銘の二寸鉋(身幅80mm)
そしてこちらは古い会津鉋
重利銘・二寸(身幅76mm)
荒削りを終えた状態
こちらは裏板に使う
インド産ローズウッド
荒削りには清忠銘の寸二鉋を使っています
この鉋は特殊鋼(青紙1号か・・)で
驚くほど永切れしてくれます
台の仕込みは九分勾配、刃角度は約30度
このローズウッドはガルシア・タイプに使うもので
12年ほど寝かせたものです
材質は緻密で粘りがあります
荒削りを終え、接ぎ付け面を仕上げているところ
YouTube動画参照下さい
使った長台鉋は長光銘・寸四
接着準備完了
こちらは小型モダン・タイプに使うもの
使った鉋
左端は荒削りに使ったZDP189全鋼鉋
中央は中仕工用で、おそらく明治時代の古いもの
銘は「永房」か(鋼は玉鋼・身幅57mm)・・
右端は仕上げ削りに使った長光寸四(鋼は炭素鋼系・身幅60mm)
接着完了
その後、ガルシア・タイプの
サウンドホール縁飾りのデザインを考える
こんな感じ・・
中央部はアワビ貝で
その縁はオバンコール材を使う予定
このデザインはアンモナイトの殻の
内部構造をモチーフにした
印象的なこの部分ですね
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