楽器用材を整理していたら、24年前に製材した
ヨーロッパ・スプルースの板が出てきた
これはチェロの響板材として
ドイツから仕入れたもので
ギター用に製材した1枚です
スプルース材が経年変化で重さなどが
どのように変わっていくのか知りたくて
計測をやり始めたのですが
2010年を最後に計るのを忘れていたものです
そういうことなので、今日
2016年11月18日に、これまでと同じように
計測してみました
一回目は午前9時頃
気温9.8度 湿度56%
幅は上の画像の最後にも記しているように
168.0mm
長さは
1994年に計測を始めてから
変化はなく500mm
重さは230g
その後、約6時間後の測定では
気温19.8度 湿度50%
幅167.5mm 長さ500mm 重さ230g弱
1日の間でも幅や重さに僅かながら
変化があります
1992年に計測を始めた頃は
重さしか量っていませんでしたが
1994年8月から幅と長さを計り始めました
その頃と今を比較してみると
重さは約5g軽く、幅は0.3mmほど狭くなっている程度です
1992年にドイツから入手した時点で
かなり乾燥している感じで
すでに平衡含水率の状態になっていたと思われるので
計測した時点での環境により
重さや幅が変化していたものと思われます
以下、参照下さい
この部分は2008年の3月19日から20日にかけて
ハロゲンストーブで加熱し
その後の状態を計測したものです
最初に片面をストーブで3分焙り
その後反対面を3分
それを3回繰り返した後
すぐに計測したものです
重さは焙る前は228gだったものが
223gとなっており、5g減っています
幅は168mmだったものが167.5mmと
0.5mm狭くなっています
長さは変化はなく500mm
その後、再度焙ったりしましたが
幅が狭くなっても重さは変わらない
など、妙な変化をしましたが
24時間後に計ってみると大きく変化していました
このあたりは興味深いところですが
その後、今日の時点では
2008年の加熱をする前の状態と
それほど変わらない状態に戻っているのも
また、興味深いところであります
0 件のコメント:
コメントを投稿