使い込まれた古い寸六鉋を手に入れました
銘ははっきりとは確認できませんが
國弘でしょう サイズは寸六(身幅65mm)
日原大工の棟梁が使っていた國弘鉋と比べると
右の寸三のものに似ていますが
篆字の「天」の字が微妙に違っています・・
手に入れた状態では
一応研ぎ上げられていましたが
刃先に大きな刃こぼれがあり
裏ももう少し出したいところなので
裏押しをやり直しましたが
画像左側の鋼部分が無くなってしまいました
しかし、何とか使えるでしょう
地鉄は日原大工のものと同様ですが・・
研いだ際の刃の返りが大きいのが気になりました
焼き入れが甘いか・・
台の表面を鉋で薄く削り汚れを除去しました
削り面も調整し、これで使えます
ということで、日原大工が使っていたものと
削り比べをやってみました
YouTube動画UPしました
削った材は、製作中のギターの響板に使う
30年ほど寝かせたヨーロッパ・スプルース
動画で最初に使ったのは
新たに手に入れた國弘銘寸六
動画撮影で削っただけで
刃先がかなり摩耗していました
これは凡庸な出来の刃ですね・・
日原大工の棟梁が使っていたものとは
雲泥の差を感じます
これは日原大工の棟梁が使っていた寸三小鉋
この鉋は4日に研ぎ上げてから
削り比べでかなり使っていますが
研いでいない状態から使いました
さすがに刃先がかなり摩耗していますが
まだ切れは止んでいません
新たに手に入れたものは
ギター用響板を1枚ほど削っただけで
このような状態になったのです・・
これは日原大工の棟梁が使っていた寸六長台鉋
これも3日に研ぎ上げてから
まだ研いでいません
こちらも刃先がかなり摩耗していますが
まだまだ切れます
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