古い寸六鉋身(身幅約65mm)を二枚入手
左は國(国)行銘、右は長光銘
どちらも鋼の錆が深いのでちょっと心配でありました
まず國行銘寸六からやってみることに・・
(長光寸六は後日報告の予定)
裏を出し研ぎ上げてみました
何とか錆は除去できたようです
刃先から4mmほどを刃角度約27度に角度修正しました
鋼は特殊鋼系と思われます
ということは、この國行は初代國弘の弟子の一人である
息子の國行が鍛えたものではないということになります
刃先は焼きがよく入った東郷鋼によく見られる感じで
ややザラついています
ブビンガ材の掘り台が手に入ったので
それに収め早速仕事で使ってみました
削った板は製作中の19世紀ギター、ウィーン・タイプの裏板
荒削りをやってみましたが、切れは軽く
深いCurly Mapleの逆目もほぼ止まっています
刃先がやや白く摩耗していますが
まだまだ切れは止んでいません
反対面を初弘寸六(安来鋼・青紙)で削ってみましたが
こちらはかなり刃先が摩耗しています
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