古い会津鉋、重延寸六を台に挿げたので
日原大工の棟梁が使っていた國弘寸六長台の他
古い三木鉋と思われる別所与三郎銘寸六と
東京鉋の國明寸六を使い削り比べをやってみました
YouTube動画UPしました
左から重延寸六(刃は特殊鋼)、國弘寸六長台(刃は炭素鋼)
別所与三郎寸六(刃は特殊鋼)、國明寸六(刃は特殊鋼・青紙)
左が重延寸六、右は國弘寸六長台
こちらの左は別所与三郎寸六、右は國明寸六
削った木は、これから作り始めるギターの
響板として使うヨーロッパ・スプルース材
これは30年ほどエイジングさせたものです
動画で最初に使ったのは重延寸六
長期間寝かせたスプルース材は
木細胞のミネラル分が結晶化しているためか
鉋の刃先が摩耗しやすいのですが
この重延はそれほど摩耗していません
日原大工が使っていた國弘寸六長台は
研いでからこれまで様々な削り比べで使いましたが
その後研いでおらず、まだそのままの刃の状態です
さすがに刃先が白く摩耗していますが
まだ切れは止んでいません
これは別所与三郎寸六
鋼は昔の安来鋼・青紙か東郷鋼と思われますが
さすがに刃先がやや摩耗しています
國明寸六
画像では分かりにくいですが
4丁の鉋の内、刃先の摩耗が最も顕著でした
一般的な青紙鋼の鉋はこんなものです
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