播州(兵庫県南部)日原大工の棟梁が使っていた
国弘銘の鉋身2丁の内
寸六長台の身を研いでみました
左が寸六長台の身(身幅67mm)
右は寸三小鉋(身幅54mm)
寸六鉋身、研ぎ始める前の状態
裏押しを終えた状態
裏押しは以前UPした動画と同様ですので
今回の研ぎでは写真撮影は
動画撮影の合間でしか行いませんでした
これは福井県産常慶寺 ・赤砥で
下地研ぎを終えた状態
これは中研ぎ最後の段階
山形県産の硬めの改正砥をかけた状態です
山形県産・改正砥
この前段階は、荒研ぎとしてシャプトン「刃の黒幕」#320→
同じく「刃の黒幕」#1000→福井県産浄教寺(じょうけんじ)赤砥
動画では、最初の研ぎは常慶寺・赤砥で大丈夫と思って
研ぎ始めましたが、思っていた以上に鎬(しのぎ)面を
修正する必要があったので、荒研ぎに戻しました
中研ぎで使った砥石は、最初に荒目の沼田砥(砥沢虎砥、群馬県産)→
中目の沼田砥(今戸虎砥、群馬県産)→
細目の山形県産改正砥(写真上)
この砥石は京都梅ヶ畑産と思われますが
産地までは同定できない産地不明の戸前です
この砥石の前には中継ぎとして
京都梅ヶ畑産中世中山砥をかけました
上下4枚の画像は最終仕上研ぎ後の状態
刃先は問題なく、微塵に仕上がっています
寸三小鉋の研ぎはこちら
2 件のコメント:
三木市吉川町の藤田 均です。
日原大工について調査をしています。
日原大工の使っていた鉋の刃を研ぎをされたようであり、是非実物を見たいと念願します。ご配慮お願いします。
藤田均様
ご依頼の件、所有者に問い合わせたところ
取り敢えず連絡下さい、ということでした。
個人情報をここに記載するわけにはいきませんので
下記、私のHPからEメ-ルで連絡願います。
http://www6.ocn.ne.jp/~kiyond/
コメントを投稿